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2年前くらいだったかインドで名誉殺人が問題になっている、
という新聞記事を読んで 名誉殺人に関する本を読みたいと思っていた。

ただ、これはヨルダンの辺りの話らしい。
女性に人権がない地域に育った女の子の体験記。
家の名誉を守るため しばしば家族内でメンバーを調節する。
(殺して 不名誉なメンバーを失くす=名誉殺人てもの)

女は子供でも 朝から晩まで働きづめ。
家から男の許可なしに出ることは許されないし
出ても挨拶以外 他人と口を聞けない。
道の端を 壁伝いに視線を落として早歩きする。
男性と視線でも合ってしまったら シャルムータ(売春婦)呼ばわりされて
家族ごと村八分にあってしまう。

生理が来たら一人前、17歳でオールドミス。
結婚できない娘は やはり家の不名誉。
村中の噂のタネだ。
事実かどうか関係ない。
誰かが噂を始めれば その子はシャルムータ、
家の不名誉とみなされる。

結婚でどれだけ結婚金をとれたかも、
初夜に処女だったかも(血のついたシーツをテラスに飾るらしい)
家の名誉に関わる。

夫のDVにも耐えなければならない。
結婚後も 実家にあまり多く行けば家の不名誉だからだ。

スープのだしが薄いとか、砂糖をこぼした、とか些細なことで
毎日 殴られる。
どこかの家から 叫び声が聞こえるのが日常らしい。

男の子を生まなければならない。
避妊という観念がないらしく、女の子の人数が多ければ産後 調節する。
ちなみに主人公の女の子の家では 母親は14人出産して5~7人の赤ん坊は
窒息させて調節したらしい。

気がつくと女性は簡単にいなくなる。

下の妹もいなくなった。
理由は分からない。
弟の機嫌が悪かったからかもしれないし
早熟で男を惑わせる、と噂されたからかもしれない。

女はいつ殺されてもおかしくない、と思って生きている。

この子も家の名誉を汚したとして焼き殺されることになった。
母も従った。
この子は焼き殺されると 男達が会議で決めたことを
知っていたけれど逃げ出せなかった。

家から一人で出歩いたことなどないし、
男から離れては生きていけないと思っていたから。

でも結果 ひどい火傷で逃げ出し、
病院に運ばれ生死をさまようことに。
病院では 名誉殺人未遂の被害者として 治療されず
放置されたまま。

母は 娘に「あんたが生きていると男達が迷惑するんだよ」と
自殺用の薬まで差し出す。(助かったけど)

母親には娘を思う気持ちどころか 
夫や息子が困っているから何とかしなければ、という一心で
男に従う以外 考えることはない、という感じ。

本を読んで感じたのは 人権がない環境に育っているので
感情がない。
これだけひどい環境のことも 希望も悲観もなく説明しているような文章。

男も好きに出かけて女から尽くされたとしても
見せかけの自由であり、家の体面を守る人生であり
そこに感情は持てないのでしょうね。

加害者も被害者も不幸。

「愛」って感情が生まれれば 夫婦も親子も友達も
温かい関係になるのに。

私たちは 色々な情報が簡単に手に入って
世界中のことを知っているかのような気になることもあるけれど
人は望む情報しか見ようとしないもの。

まだまだ知らないことがたくさんあります。

もし興味持ったら読んでみて下さいね。
最後まで読んで下さってありがとう☆





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